
株式会社新陽. > ごあいさつ



私が、これまで取り組んでまいりました仕事の原点には、私の「家庭人」としてのあり方が、色濃く反映されています。23歳で喜多岡家に嫁入りした私は、旧い家制度、なかでも嫁―姑関係が根強く残るなか、嫁の役割を一心に果たしてきました。そのなかで舅の最期を看取った経験は、私に多くのことを教えてくれたように思います。避けることのできない生老病死、そうした「人」の営みに寄り添い、それを支えることができるのも、また「人」なのだということを、厳格だった義父の手を臨終の床で握りしめながら痛感したのです。
そんな若い頃の経験を通じて、やがては社会福祉法人清風会・御幸保育園に奉職し、福祉という「〝『人』が『人』に〟はたらきかける」仕事に携わってまいりました。舅に永遠の別れを告げたとき感じた「〝『人』が『人』に〟はたらきかける」ことのたいせつさに、更なる歳月での貴重な経験を重ね得ながら、日々向き合ってまいりました。
「高齢者に、いつも新しい感動と、太陽のような温かさに満ちたサービスを提供したい」という願いを社名に込めた株式会社 新陽.での取り組みにも、また同じ思いが底流しています。私たちは、地域のなかでもいち早く「次代の高齢者生活サービス開発事業」に取り組んできました。昭和59年のアビタシオン博多Ⅰ号館開設以来、一般的な〝介護〟や〝福祉〟という既成の概念の枠を超えた、高齢者一人ひとりにふさわしい「受け手発想・現場発想」のサービスを提供してきました。平成7年のⅡ号館開設に続き、15年10月に開設した介護専用ホーム・Ⅲ号館では、介護を必要とされるシニアにとって、使いやすい生活空間と、こまやかな生活サポートをご提供しています。
また、“交通その他の高い利便性がある好立地に住みたい、住まわせたい”という、生涯安心の暮らしをのぞむシニアおよびそのご家族の要望が目立つようになってきた昨今、「都心型有料老人ホーム」の開設という新たな目標を掲げ、そして独立行政法人 都市再生機構による都心複合施設開発の一画、“高齢者福祉棟計画”に参画し、17年4月には、此処を「アビタシオン浄水」として新たに開設いたしました。
静寂な住環境でゆとりのある人生の時を過ごしたいシニアのための「アビタシオン博多」に加え、地下鉄駅直結という高い利便性を持ちながら、福岡屈指の邸宅街という、従来の有料老人ホームとは一線を画す好立地でアクティブな人生を謳歌するシニアのための「アビタシオン浄水」が誕生しました。
さらに、実績を礎に、首都圏の高齢者のための新しいホーム、アビタシオン千葉(千葉市・緑区)を、平成19年10月に開設。
「ペットと一緒にずっと安心して暮らせる」新タイプのホーム運営を担っております。
当社は、現在、この2つの「生涯の安心生活」をお届けするホームを運営し、有料老人ホーム事業へ新規参入する企業に対しホーム開設および運営コンサルタント業務を、ひろく担っております。かつての家制度とは色合いを異にしながらも、その温かさや温もりを継承する「大きな家」の営みをつくりだすことで、私たちは、これからも、さらにゆたかな明日のために貢献していきたいと考えています。